在宅ワークをされている方でも、「ネットリテラシー」と耳にする機会はそう多くないと思います。ただ、ネットリテラシーは、webライターさんにとってとても大切な能力のひとつです。この機会にぜひ覚えてもらえればと思います。
ネットリテラシーとは
「ネットリテラシー」と聞いてもピンとこない方は、「ネット」は分かるけど「リテラシー」がよくわからないという場合がほとんどだと思います。
リテラシーは「識字率」などの意味で使われる言葉で、辞書では以下のように語訳されています。
1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。
2 コンピューターについての知識および利用能力。→コンピューターリテラシー
3 情報機器を利用して、膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、活用する能力。→情報リテラシー
出典元:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC-658112
ネットリテラシーに使われている「リテラシー」は、1の「与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力」のことです。つまり「ネットの情報を正しく取捨選択・活用できる力」ということになります。
簡単に言ってしまえば、「インターネットを正しく使いこなせる能力」のことなんですね。
ちなみに、間違えやすい言葉に「ネットモラル」や「ネットマナー(ネチケット)」などがあります。
ネットリテラシーが低いと困ること

インターネットは、個人が自由に好きなことを書きこめる場所。ウソや誤った情報も多く存在します。
例えば昨今フェイクニュースが大きな問題になっていますね。もちろん他人の名誉を傷つけるようなフェイクニュースは、作った側にも問題はあるかと思いますが、ネットリテラシーが低い人は情報を鵜呑みにしてしまいやすいので、こういったニュースに騙されやすくなります。
逆にネットリテラシーが高い人は、フェイクニュースを見てもウソだと気付くか、本当かどうか真偽を確かめようとします。
webライターをする上でも、ネットリテラシーは大切です。
例えば、ネットリテラシーが低いライターさんは、アンサイクロぺディア※などをソースに解説記事を書いてしまうこともあるかもしれません。
また、画像に関しても、その画像は使っていいものかどうか、よく調べずに転用してしまう可能性だってあります。
このように、ネットリテラシーが低いと、ライティングの仕事にもさまざまな悪影響が出てしまいます。
※アンサイクロぺディア…「フリー八百科辞典」を自称するサイト。書かれている内容は大体ネタだが、wikipediaのデザインをモチーフにして「本当っぽく」書かれているので、知らないと騙されやすい。
情報を正しく取捨選択するには

広大なインターネットで正しい情報を見つけるためには、情報を鵜呑みにしないことが大切です。
鵜呑みにしないためには、疑いをもって必ず裏をとるクセをつけましょう。情報を手に入れたら「本当にこれは正しいのか」と一度考えてみます。
そして、信頼できるソースにも同じ情報があるか、それが難しければ複数のソースで同じ情報が見つかるかを調べるようにしてみてください。
これを実践すれば、インターネット上での情報との付き合い方が格段に上手くなりますよ。
情報の正確性に関してはこちらの記事でも紹介しています。↓
まとめ
インターネットは、個人が自由に使えること、匿名性が高いことから、ウソや誤った情報が入り込みやすい空間です。
現在ではインターネット全体が急速に進化していることで、より正しい情報が見つかりやすい環境にはなってきています。
ただ、物事にはどうしても偏見や私見が入るので、やはりネットリテラシーをもって情報と付き合っていきたいですね。