webライターさんは反面教師にしてください…あえて冗長すぎる文章を書いてみた

「文章を書く時は無駄をそぎ落としてスッキリと」というのはwebライターの基本的な心得です。

文章が重くなるのはなぜ?ライティングで冗長な文章にしないコツ

こちらの記事でも文章をスッキリさせるためのコツをいくつか紹介しているのですが、ただ「こうやった方が良いよ」と言われてもよくわからないものですよね。

そんなわけで今回は、逆にできる限り冗長な文章を書いてみようと思います。webライターの皆様におかれましては、決して真似せず、「こういうところが読みにくいんだな」と反面教師にしていただければ幸いでございます。

もし「わたしならもっと冗長な文章が書ける」と思っても共有は不要ですので、そっとごみ箱におしまいくださいませ。

テーマは、「ビジネスメールを作る際のポイント」で、「相手の名前と自分の名前を必ず書く」ということの大切さを冗長に説明します。

※文法的な間違いも多々出てきます。
※内容の正確性は考慮していません

以下、冗長な文章です

今回は、ビジネスメールを作る際のポイントについてご紹介させていただきたいと思います。ビジネスメールを作る際に大事なことが分からないと大変な思いをすることも多いと思いますので、ビジネスメールを作る際の大切なポイントを押さえて、読んだ人にしっかりと要件が伝わるようにしてもらいたいと思います。では、ビジネスメールを作る際に大切なポイント説明していきたいと思います。今回ご紹介するビジネスメールを作る際に大切なポイントは、「相手の名前と自分の名前を必ず書く」ということです。

自分の名前と相手の名前を必ずメールの先頭入れるということが大切なんですが、自分の名前と相手の名前が入っていないとなぜいけないのかというと、相手がとても忙しかった場合に送信者の名前が入っていなかったら、「誰からのメールだろう」と思われてしまうかもしれないという点があります。もちろん送信者の名前が文面に入っていなかったとしても、メールの表示画面に表示されるのでしっかりみれば理解することができるはずなのですが、しかしそれを見てくれるとは言いきれないと言えるのではないでしょうか?送り主の名前がしっかり入っていた方が理解することができる可能性は高くすることができると言えると思います。また、相手の名前を書くのは、CCなどでたくさんの人に送信している可能性がありますので、「あなたに送っていますよ」とはっきり伝える意味もあると言えるのではないでしょうか?そのためメールの文面に自分の名前や相手の名前を入れていないことには注意が必要と言えると思います。

 

655文字

解説

改めて読んでみると、自分で書いたにもかかわらず、何を言っているのか読み取るのに大変苦労する文章です。余談ですが、清水義範さんの「国語入試問題必勝法」(※)という短編小説を思い出しました。

「気持ち悪いな」「冗長だな」と思う部分は以下の4つです。

語尾が長い

ご紹介させていただきたいと思います。
ようにしてもらいたいと思います。
言いきれないと言えるのではないでしょうか?
することができると言えると思います。

など

内容重複

冒頭の200文字は、「これからビジネスメールで大切なことを紹介する」と、ずっと言っています。読んでいる側からすれば「早く本題に入ってくれ」と思います。

同じ言い回しが多すぎる

若干言い回しは異なるものの、「ビジネスメールを作る際の大切なポイント」という言葉が冒頭で連続しています。ちょっと目が回りそうになります。

一文が長い

2段落目の最初の文は130文字程度あります。また文のなかに、前提・逆説・仮定などがごちゃごちゃに並べられているので、頭の中で状況を整理しにくくなっています。

※ 「国語のテストで点数をとれるからと言って必ずしも国語力が高いというわけではない」というテーマで書かれた短編小説。国語が苦手な学生が、凄腕の家庭教師のおかげでのテストで高得点をとれるようになる。ただ、学生が家庭教師へ送った感謝の手紙はとんでもない内容だった(日本語的に)、というお話。

編集してみました

今回は、ビジネスメールを作る際のポイントについてご紹介します。ビジネスメールの原則として、「メールの冒頭に相手の名前と自分の名前を必ず入れる」というものがあります。
これらは、単純に「わかりやすくするため」「ミスを防ぐため」のものです。メールですから、誤送信してしまうこともあるでしょう。そのため「このメールを私があなたに送っているのは、間違いではない」ということを示す必要があるのです。今後他社とメールでやりとりをする方は、注意して取り組んでみてください。

 

228文字

まとめ

書いている内容はほぼ同じですが、元の文章は無駄が多すぎるため、編集で3分の1程度の文字数になりました。3分の2は中身のない文章だったということです。

今回の例はさすがにひどすぎますが、「自分の文章にも似た部分があるかもしれない」という視点で一度読んでみてください。どこが気持ち悪いかがわかれば、きっと自分の文章にも活かせるはずです。

文章を書いたあとは、「もっとスリムにできないか」という見方を忘れないようにしてくださいね。

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