webライティングで固有名詞はなんでダメ?NG理由と使う場合の注意点

既にwebライターとして活動されている方は「固有名詞使用禁止」というレギュレーションを見たことがないでしょうか?

これからwebライターになるという方も、必ずどこかで目にすると思います。それぐらい多くの案件が、固有名詞の使用を禁止しています。

※メディア掲載用の記事だと問題ない場合もあります

ここでは、固有名詞の使用が禁止されている理由や例外、使用する場合のポイントなどを説明します。

固有名詞は「名前」のこと

「そもそも固有名詞ってなんだ?」という方のために、まずは簡単に説明しますね。

固有名詞 コユウメイシ
こゆう‐めいし〔コイウ‐〕【固有名詞】

名詞の一。同じ種類に属する事物から一つの事物を区別するために、それのみに与えられた名称を表す語。人名・地名・国名・書名・建造物・年号などの類。→普通名詞

出典元:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BA%E6%9C%89%E5%90%8D%E8%A9%9E-505030

引用に書いてあるとおりですが、「それのみに与えられた名称」という部分が固有名詞の定義です。逆に、商品ジャンルなど、モノを同じカテゴリでくくった名前は「普通名詞」と言います。

例)

固有名詞 普通名詞
山口一郎 人間・会社員・男 など
金閣寺
iPhone スマートフォン
静岡県立病院 総合病院
糸ようじ デンタルフロス
バスクリン 入浴剤
ウォシュレット

シャワートイレ

温水洗浄便座

 

 

なんで固有名詞はNGなの?

では、なぜ固有名詞を使ってはいけないのでしょうか?それは、固有名詞を使った場合、いろいろと不都合なことが起こりやすいからです。

主観と捉えられる可能性がある

例えば「虫歯に悩む方は糸ようじを使うのが良いでしょう」と書いた場合、パールホワイトのフロスピックの方が良いよ」という意見がでてきてしまうかもしれませんね。

「何がいいか」は具体的になればなるほど人によって違うので、固有名詞を使った場合、主観が強い内容になってしまうんです。
普通名詞を使ってデンタルフロスを使うと虫歯予防になります」とした方が、客観的な内容になります。

競合他社を評価してしまう可能性がある

あくまで仮の話にはなりますが、バスクリンの製造をしている会社からの依頼で記事を書くときに、バスロマン最高です!」とは書かないですよね?※

webライティングでは、エンドクライアントの名前が分からず、キーワードだけ共有されるという案件もよくあります。そういった場合に固有名詞を出してしまうと、図らずも「バスロマン最高です」と同じ状況になってしまう可能性があるんです。

※バスクリン⇒株式会社バスクリン
バスロマン⇒アース製薬株式会社

固有名詞を低く評価した場合にネガティブと捉えられる可能性がある

「固有名詞使用禁止」と同じで、ほとんどの案件には「ネガティブ表現禁止」というレギュレーションがあります。固有名詞を低く評価した場合は、別のレギュレーションにも抵触してしまう可能性が出てきます。

つまり、固有名詞を出した時点で、その固有名詞に対してどんなアプローチをしても、何かしらがアウトになってしまう可能性が高いということです。

※補足
企業紹介の案件などでは「企業名」や「その企業が提供しているサービスの名称」は使用OKとしている場合もあります。

使っても良い固有名詞

案件によっても違いますが、中には使用OKとなっている固有名詞もあります。

商品ジャンルに固有名詞が入っている場合

例えば「iPhoneケース」「iPhone」という固有名詞が入っていますが、「スマホケース」とは意味が違います。しかしながら、「iPhoneケース」に代わる普通名詞もないため、他の言葉に置き換えて表現することができません。

このように、商品ジャンルの中に固有名詞が入ってしまっている場合は、OKとなることも多いです。

商業施設以外

地域紹介の案件などでは、商業施設以外の固有名詞が使用OKとなっている場合があります。例えば、「マックスバリュ」「マツモトキヨシ」はNG、「井の頭恩賜公園」「東大寺」はOKという具合です。



固有名詞を使う場合の注意点

固有名詞を使う場合は、以下の2点に気をつけましょう。

・「使いすぎない」が基本
・商標登録されていないか調べる

特に気をつけたいのが商標です。権利の問題でトラブルになりやすいので、確実に商標登録されていないことを確認してから使用するようにしましょう。

まとめ

「自分の名前を出して自由に何でも書いてください」という案件があれば、固有名詞の使用も気にしなくて良いのですが、なかなかそういう案件はありません。

また、自分では普通名詞だと思っていたものが固有名詞(商標)だった、ということは意外によくあります。「ウォシュレット」で「え?」となった方もいるのではないでしょうか?少しでも気になったものは、一度調べてみるのがおすすめです。

トラブルやレギュレーション落としにならないよう、慎重に対処していきたいですね。

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