【webライター向け】『読点の打ち方』の基本

「。」のことを句点、「、」のことを読点と言います。読点は「記事を読みやすくする」「誤解を招かないようにする」ことを目的に打つ記号です。

「こう打たなければならない」という規則があるわけではありませんが、読点をうまく使えると、読者に伝えたいことがしっかり伝わり、ストレスを与えない文章が作りやすくなります。

今回は「こういう時は読点を打った方がいい」というポイントをまとめてみました。

読点を打つ6つのケース

1 主語の後ろ
2 並列関係の単語を列挙する際の区切り
3 接続詞の後ろ
4 重文・複文の区切り
5 どれがどれを修飾しているか分かりにくい場合
6 漢字やひらがなが連続する部分

1.主語の後ろ

「私は」など短い主語の場合は読点を打たなくてもいいこともありますが、主語が修飾されて長くなっている場合には「ここまでが主語ですよ」と分かるように読点を打ってあげると親切です。

例文)

これまでwebライティングをしたことがなかった私は知らないことばかりで戸惑った。

 

2.並列関係の単語を列挙する際の区切り

例文)

私がwebライターに必要だと思うスキルはスピード企画力構成力の3つだ。

最後の1つの後ろ(例文だと「構成力」の後ろ)には打たなくても問題ありません。また、読点のかわりに中黒(・)を使ってもOKですし、それぞれの単語を「」でくくるのもアリだと思います。読みやすくなっていれば大丈夫ということですね。

なお、並べる単語が3つ程度であれば例文のように横並びに書くのが一般的ですが、単語の数が多いと箇条書きにしてしまった方が読みやすい場合もあります。状況に応じて使い分けましょう。

3.接続詞の後ろ

「また」「しかし」「そのため」などの接続詞の後ろに読点を打つと、接続詞が強調されます。「必ず打たなければならない」というものではありませんが、ひらがなが連続してしまう場合には打った方が読みやすくなりますよ。

例文)

webライターはフリーランスが多い。しかしなかには会社勤めのwebライターもいる

 

4.重文・複文の区切り

文は「主語+述語」で成り立っていますが、「主語+述語」が1文の中で2回登場する文を「重文」、述語だけ2つあるものを「複文」と言います。

「重文」なら「主語+述語主語+述語」

「複文」なら「主語+述語述語」

という形になるように読点を打ってあげましょう。

例文)

重文
私はまだwebライターとして半人前だが彼は既に一人前になっている。複文
私は作成済みの記事を校正し最後にもう一度読み直した。

 

5.どれがどれを修飾しているか分かりにくい場合

読点を打たないと、誰が何をしているのか分かりにくい文があります。

例文)

 私は眠い目をこすりながら仕事をする彼に話しかけた。

この文だと「眠い目をこすっている」のが私か彼か判断できません。

修正例)

A.私は眠い目をこすりながら仕事をする彼に話しかけた。

B.私は眠い目をこすりながら仕事をする彼に話しかけた。

Aなら「眠い目をこすっている」のは彼、Bなら私です。このように、どちらがどういった状況か分かるよう、適切なところに読点を打ってあげましょう。

6.漢字やひらがなが連続する部分

意味の変わり目で、ひらがなや漢字が連続すると、意図せず読みにくくなってしまうことがあります。これを防ぐために、読点を打つと良い場合があります。

修正前:句読点が適切に打てていないととても読みにくい文章になる。

修正後:句読点が適切に打てていないととても読みにくい文章になる。

 

修正前:私は文章以外才能がない。

修正後:私は文章以外才能がない。

 

困ったケースの対処法

「読点を打たないと読み難い、でも打ったら打ったでリズムが悪い」といったような困った状況に陥ってしまうことがあります。

読点の間隔が短すぎる場合

例文)

効率が悪いとは分かっているのですが執筆の時にテレビをつけてしまうんです。

意味の変わり目で読点を打ったすぐ後に主語が来て、上記で説明した「漢字の連続で読みにくくなる」の状況になっています。この場合「、私、」と、若干見栄えが悪くなってしまいます。

ただ、これはプロのライターさんも普通に使っているので、大きな問題はないと思います。もし気になるのであれば、文の構成を変えてあげると良いでしょう。

修正例)

私は効率が悪いと分かりつつ執筆の際にテレビをつけてしまいます。 など

引用風に記述する場合

例文)

webライターという仕事に対して文章がなんでお金になるのかわからないと思う方もいるでしょう。

この場合の読点の打ち方は、間違いではありません。ただ、読点を打つよりも、引用風の部分を「」で括ってあげた方が見やすくなります。

修正例)

webライターという仕事に対して、「文章がなんでお金になるのかわからないと思う方もいるでしょう。

 

まとめ

冒頭で説明した通り、読点の打ち方は規則ではありませんが、読者に読みやすい文章を提供する心構えは大切です。

「読む点」と書くように、文を声に出して読むと、どこに打てばいいかわかりやすいですよ。

自分がどう読むか、読者にどう読ませたいかを考えて、読点の存在を意識しながら執筆してみてください。

関連記事

括弧、ちゃんと使い分けてる?()「」『』の使い方

「そうです、私が変なおじさんです」は誤用!?「は」と「が」の正しい使い方

ライティングの基本!一文一意で文章をスッキリと